●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

問題意識もってるたえちゃん、法事についても考えました。


四十九日が終わりました。

まず雨で大変だった〜 2・3日前から東北地方は豪雨のところがあったりして。山形

市内は大きな被害は無かったようでしたが。

四十九日の朝方からもう雨が降っていて、うつらうつらしながら「あぁ、めんどくせぇ

なー」と思っていた。

そんでもって、ジジイとババアが多いもんだから、11時のお寺集合だっていうのに1

時間以上も早く家に来やがってよ〜(っていうか、私も早起きしてちゃんと準備してろ

よ!って話なんだけど)

お寺でのお経が終わって、納骨と塔婆を立てにお墓の方に行った。

雨で濡れるわ、おせっかいなジジババが手を出したり引っ込めたり、グズグズしていた

りして、ますます雨に濡れた。

やれやれ、とお食事会場のセレモニーホールに着席し、すっとんきょうな母の挨拶を聞

き、献杯。でも、皆さまに飲み物を注いだりしなきゃならないじゃないか!食った甲斐

がない、というのはこういうことだ。そしてお酒が好きなうちのおっさま(お坊さんの

ことを家では親しみを込めてこう呼ぶ)は「今どきはみんな車で来るし、誰も飲む人い

ねぇんだなぁ…」ってさみしそうにつぶやいた。お酌をしながら「おっさま、私飲める

んだけどねぇ…」って小さい声でアピってみたけど、法事を出す家の娘が酔っ払ってい

てもなー、と思って控えめにした。そうこうしているうちに、御招きしたおじいちゃん

の教え子の人が、

いろんな思い出話をしてくれたまでは良かったんだけど、そのうちお酒も入ってないの

に独演会になっちゃって、どーしよーかと思った。最後の最後には踊っていた。

そしてお節介で仕切り屋の伯父に少々呆れて、おじいちゃんの四十九日は終わった。


もう、母の葬儀や法事には、親戚は誰も呼ばないことに決めた。本人である母にも了解

を取った。母の妹弟と、母の愉快な友達だけを御招きして、楽しい葬式&法事をするん

だ。

その方がよっぽど御互いの供養になるじゃないか。

おじいちゃん、おばあちゃん、父上(逝った順不同)、早めに気づかせてくれて、どう

もありがとう(^^)


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