5/21の日記 文は田島薫
うとうととごろごろと休息
快晴の休日。だったらどっかへ出かけてみたらどーなんだ、って考えてみるんだけど、
特に出かけてみたい場所も思いつかない。
お出かけのプロで、一時もじっと家にいたことのない友人のプロデューサーは、休日
に限らずスケジュール立てちゃ、毎日いろんなとこに出かけては観劇したり、記念パ
ーティーやら読書会やら絶え間なく交友して酒宴したりしてるバイタリティに感心し
てるんだけど、知らないうちにその輪に巻き込まれていることに気がつくことがある、
先日も彼がそんな外出のために見られないあるテレビ番組の録画を頼まれたんだけど、
以前の経験では、彼はデッキを持ってないので、後日わが家へやって来て、いっしょ
に鑑賞しながら酒宴、ってプログラムに移行するはずなのだ。
そんな彼に、地元で須田剋太の絵画展やってるから見るべきだ、って勧められて、あ
んまり知らないんでWEBで調べてみたら、わるくはないんだけど、それほど見たい気
がしない、って返事したら、非常に残念がられたりしてたんで、同じく彼が勧めてい
た映画「バベル」でも見に行くかと、出不精になってる悩み出版社に持ちかけてみた
ら、やっぱりヤダ、ってことなんで、じゃヤメよー、って人のせいにしてけっきょく
一番居心地のいい家でごろごろすることにした。、
本読んで、バンド練習して、ベランダに椅子出して、雑草と山桃の木を抜けて来るそ
よ風を受けながら長時間、生活習慣やら生活哲学やら性格改善の難しさ、といった事
について話し合ったり、うとうとしたりして過ごした。
われわれは休日といえども、昼間にビールや酒を飲むことは、「あまり」しない習慣
になってるので、その時飲むのはブロックアイス入りのリンゴジュースだ。
で、その場運動して風呂入ったら、ビール(いつも発泡酒なんだけど、めずらしく先
日ワンケース、悩み出版社の兄貴からもらったのだ、もうすぐ飲み切るけど)飲んで、
またうとうとしてから、夜中にたまった新聞の再読と整理したりしたら、瞬く間に休
日は終わりを迎えたのであった。