●連載 がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃんの気の合う友人夜バージョン、だって。


そんで、飲み会

こないだ、中学の同級生と高校の同級生と、近所の友達と新しく友達になったマジシャ

ンと集った。

もともとはみんなてんでバラバラなんだけど、めんどくさがり屋の私が「みんなまとめ

て会って友達になっちゃえば楽しいし、飲み会1回で済むじゃん」ってそーゆーことを

たまにやるのだ。私の友達は、基本的に陽気で性格の良い子たちが多いので、和気あい

あいとしてなかなかうまくいく。こんなときも「友達に恵まれているなぁ」ってつくづ

く思うのだ。

そしたら、高校の同級生とマジシャンは10年前、一緒にスノーボードに行った仲間の

うちのひとりだったらしく「うおー!」と盛り上がり、

「やっぱり山形では悪いことはできないなぁ。」

「みんな親戚か友達なんだものなぁ。」

「んだなぁ。」

という大人びた結論に至った。

1軒目で盛り上がり、じゃ2軒目行こう!ってなって、近所の友達とマジシャンが最近

のイチ押しだというお店に連れて行ってくれた。そこは私と同じ中学の男子が経営して

いるらしい。顔を見ても分からなかったので「何組?担任の先生、誰?何部だった?」

くらいの話題で終わったけど。

新橋のガード下をイメージしたような感じの小さいお店。サラリーマンも若い女の子の

グループもいたし、女性のお客さんもひとりで立ち寄っていた。なかなか繁盛している

みたい。他人のことなんだけど、良かった良かったって思った。

マジシャンは若い女の子のグループにマジックを披露してウケていた。今夜の彼のカバ

ンの中身はマジックグッズのみだった。

我々もいろんな話をしていたと思うけど、私はもうベロベロで笑っていたけどよく覚え

ていない。チューハイ1杯飲むのでいっぱいいっぱいだった。


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