ギターと図書館と高倉健とビール
前日からチューニングしてあるアコースティックギターに加えエレキギターとエレ
キベースもチューニングし、スタンバイオーケー、あまり気が進まなそうな悩み出
版社をなだめて、アンプセットしたり、ベースを首にかけてあげたりしてると、ど
ーゆーわけか、向かいのアパートの住人がこっちを見ながら窓を閉めた。
ちょっとボリューム下げるか〜?、ってして、オリジナル2曲を通し練習。
図書館で借りて来てた読み残しをこなしてから、図書館へ出かけ、ウィトゲンシュ
タイン(だれなんだ?)の本とイスラム教の本とジャズボーカルの本などを借りて
来てから、その場運動やって風呂に入り、出たら、ビール。
夜はショーチューをなめながらレンタルで借りて来てたDVDチャン・イ−モウ監
督、高倉健主演の「単騎、千里を走る」を見た。
高倉健は昔、網走番外地のようなヤクザ映画がかっこよくて、ずいぶん心ひかれた
ことがあったんだけど、実のところ、私は義理や人情といった話はあまり好きじゃ
ない、って思ってるんだけど、そういった話でも、知らずに感動してしまってるこ
とがあり、それは多分、形をつくろう、ってものではない、実のあるものの場合に、
それもありなんだ、って感じるのだろう、そして、多分正直で情の深い人柄である
高倉健の演じるそれはいつもそれだったような気がする。
多分私にはとてもできないだろう、ってことを普通にする人間を見ることで、知ら
ずに驚き、心が動くのだろう。
高倉健、って、本当に今でも、現実に存在するのが奇跡のようにかっこいい男だ。
この映画も、これが高倉健です、って、ただチャン・イーモウ監督が紹介したドキ
ュメントのように見えた。 |