●連載 がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

タビビトたえちゃん、今度はシンガポールだって。


足をくじいて、新嘉坡 その1

牛に引かれて善光寺みたい。

シンガポールに行って来ました。出発の3日前に、おもいっきり足をくじいた・・・あの、

最近ハヤリの底の高いサンダル。実家の玄関で。うちの玄関は雪国仕様なのか、扉まで3

段ほど高さがあり、おそらくその上段から無様な格好ですっ転げ落ちた。


手をついてまで転ぶなんて何十年ぶりだろう?

オジサン方から「だから言わんこっちゃない」って笑われそうだ。

年取ってから転んだら確実に寝たきりだな。


・・・ってすんごいいろんなこと考えながら転んでた。

急いで茶の間に戻り、母の湿布を横領して応急処置をした。


シンガポールに旅立つ日。痛みはやわらいだが、長旅なのでちょっと不安に思い。ついで

に疲れるだろうから、足の裏にもサロンパス貼って旅立った。

成田の出発ゲートで思いっきり引っかかり、荷物を洗いざらい調べられた。「靴下脱いで

下さい」って言われなくて良かった。

けっこう長いフライトだった。映画を2本観ることができた。「デジャヴ」と「犬神家の

人々」。話題の犬神家を観て、ちょっと遅れて流行に乗った気分だった。久しぶりにこん

なにゆっくり映画を観られて良かった。


現地に着いたのは夜中だった。ホテルにいったん荷物を置いて、徒歩10分くらいの屋台

に行った。バクテーという、豚リブのスープ。なかなかおいしかった。24時間営業の屋

台とはありがたい。となりにも屋台があるし、その他にも屋台がたくさんあるし、コンビ

ニもいっぱいあるし、英語も通じるし日本人もいっぱいいるし、治安も良い方の国だ。こ

りゃ快適、とホテルの部屋に戻って寝た。


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