昨日の日記          文は田島薫


浦和レッズ世界デビュー

きのうは、サッカークラブワールドカップの優勝決定戦と3位決定戦があり、アジ

アチャンピオンわが浦和レッズはアフリカチャンピオンとそれ(優勝じゃない方)

をやる、ってわけで、朝からそれの準備のスケジュールを組み、サッカー以外の予

定はなにもなかった。

開始の3時半まで、まだかな?、って時計を確認しながら、図書館で借りて来てい

た池田晶子の絶筆エッセーを読んだんだけど、彼女の死の一月前ぐらいに書かれた

最後の章の内容が自分の墓標について、って言うもんだったから、予兆のようなも

のを感じてたのか、不思議だ。


3位決定戦は今年でレッズを辞めるワシントンの活躍で同点に抑え、辛くもPK戦で

勝ち3位が決定した。世界で3位だからたいしたもんだ、って言っても、ヨーロッパ

と南米でACミランとボカ・ジュニアーズに破れた沢山のクラブより強い、とはだれ

も考えてないんだけど、あまり事情を知らない若いギャルなんかが、例えば、前回

の浦和レッズと今回優勝決めたACミランとのゲームで、浦和が負けると本気で泣い

てる姿がおかしかったんだけど。

しかし、もう一度よく考えてみれば、そのギャルは正しいのかも知れない、相手が

どんなに強いと言われてても勝つつもりでやるのが戦いだし、いくらACミランが

強いって言ったって、選手は入れ代わっていて10年くらい前はレッズの選手と同じ

子供だったんだから。


なんてことをいいながら、ボカとACのゲーム見たら、やっぱりちょっとだけ違う

ね〜、だって、レッズのは、おいおい、どーしてそっち蹴っちゃうの〜?、ってこ

とがよくあるんだけど、気のせいかこっちには一切それがない感じ。

そんなこと言うならお前やってみろ、ってレッズの選手に言われたら、やっぱり私

の思い違いでした、って言います。エラソーに言うのは簡単なことなんだけど、や

っぱり実際やる方は難しいのだ。


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