4/9の日記          文は田島薫



飲んで騒いでパーティ

土曜の午後はサニーが若いガールフレンドと一緒にわが家に遊びに来たい、と

連絡が入っていたんで、じゃ泊りがけで酒宴やろう、ってことにしていた。

当日2階のキッチンでカレーの仕込みなどをしながら、そろそろ約束の時間が

近づいて来たな、って思ってると、いきなり悩み出版社に案内されてプロデュ

ーサーの尾形さんが現れた。

なんでも、調宮(つきのみや)神社に寄ってから、すぐ近くだと思い歩いて来

てみたんだそうだった、これから田端の方へ出かける予定なんだけど、と言う

ので、サニーが来るから一緒に一杯やってから行けば、って提案したら、その

気になり、けっきょく田端行きは中止になった。

彼は同じ市内に住んでるんだけど、酒つき合いの大好きな彼と同様の私のペー

スがフィットすると取り留めのないことになりそうで心配し、なるべく会うの

は都内の事務所にしようと申し合わせてあるんで、彼も気を遣ってめったにわ

が家へ来ることはないんだけど、時たま、絶妙のタイミングでやって来るのだ。


私が先に風呂へ入ってる間にサニーらも到着し、腰を落ち着けることにしたら

しい尾形さんは気を遣い発泡酒やつまみの買い出しに出かけて来た。


エレキギターでセッションやったり、サニーが持って来た彼が参加してるバン

ドのライブDVDや、CDを聴いてる間、ほとんど尾形さんは自分の方の話を自

分のペースで話し続け、話題が2つに分散し続ける酒宴になったが、他人の話

を聞いてないのは全員同じで、酒飲んで騒いでるだけでまーいーじゃないか、

って楽しく時が過ぎ、気がつくと全員こたつでごろ寝、もっとも、主人である

私が寝具の世話しないで、最初にごろ寝しちゃってるわけだから、客は仕方な

しに板の間直に寝るハメ、という不幸に見舞われたのだ。


翌日は例によって尾形さん発泡酒を始めて、サニーも便乗、元気な人たちだ。

(私は朝は飲まない、飲みたくない、体にも悪いし …夏の昼には飲むけど)

そしてまたバンドセッションをたっぷり夕方まで続けてから解散になった。


晩は見損なった「男たちの大和」をテレビでやるようなので、見ようかと思っ

たら、他局でアニメ「あらしの夜に」をやることがわかったんで、迷わずそっ

ちを見たんだけど、けっきょく内容は、男同士のべったりの友情って話だから、

考えようでは、ちょっとキモいか〜?、って感じた。


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