4/9の主張 文は田島薫
(都知事選について)
海外出張に豪華ホテルや豪華クルーザーなど自分の金じゃないとなると使い放
題、色々施政もして結果出してる、って言うんだけど、表面に出てる数字上の
収支で赤字を減らしたとかなんとか、実態は、対立してもっと票が伸びるんじ
ゃないかと思ってたわりに完全にコケた黒川さんが言うような潜在負債が積ま
れていて、苦労のないボンボン育ちだけに、一番の必要である底辺住民への福
祉についてはほとんど認識外で、右傾思想で言いたい放題の石原慎太郎氏がト
ップ再選された。
今わが国で一番の問題は、世代を問わず広がる所得格差、生活レベルの2極化
の拡大をどうするかってことなのに、そんなこと吹っ飛ばして、オリンピック
誘致で元気にさせる、などと無邪気な事言ったり、自国の愛国心といったもの
を高揚させるような時代錯誤的映画制作をしたりして平然としている彼のそう
いった視点について東京都民の大部分は自分に置き換えてみた時、彼に対して
の危機意識がないんだ、ってことに驚いた。
多分あの石原氏の自信たっぷりの態度や、現実的に聞こえる施策や、実行力に
信頼感のようなものを感じ、全国の知事が現職が当選、って傾向と同じで、安
全なような気になるのかも知れない。
しかし、政治家を選ぶ時は、自分の都合だけでなく、どれだけ底辺に目を向け
てるかを見なければ、その危険が最後は結局すべて自分に帰って来るのだから、
気をつけようではないか。
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