●連載 がたやま娘のひとりごと 文はこんのたえこ
地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!
今回は、スーパーたえちゃんにも試練の壁があった、って話。
チャンスは、ある。
ミュージカルのワークショップに参加した。2年ぶりくらいである。
ミュージカルなどというハイソサエテエなのとの出会いは数年前。体を鍛えるために通っ
ていた地元のスポーツセンターに、ワークショップのチラシが掲示されていたからだった。
体を鍛えながら歌を歌えるなんて(ダンス&ソングのことですな)楽しそうじゃん!って
素直に思った。さっそくコンタクトを取って参加させてもらった。んで、あんまり覚えて
ないけど「ほおー。楽しいかも。」って思ったんだと思う。その後、フォローレッスンの
お誘いを受けて、現在の師匠であるヒロコちゃんのスタジオ兼事務所に毎週通っていた。
「オーデイションがあるから、受けてみない?」って誘われて、はあ、って感じで受けて
みた。事前に楽譜を渡され、歌の自主練習をしたが、シャープやフラットなど付いている
と途端にヤル気を無くすのがイッツミー。光るキーボードでの自主練習もままならず、ボ
サーっとしながらオーデイション会場に行った。そしたらその場で振り付けを覚える、っ
ていうのも加わって、ますます体と心が離れ離れになった。
オーデイション本番。いざ自分の順番がきたので、歌をうたった。歌ってすぐ「あ、最初
の音違うから、もう一回やってみてください。」って言われて歌い直した。だっせー!次
はダンス。途中で体が動くことを拒否し(すっかり振り付けを忘れたのだ)ボーゼンとつ
っ立っていて、一緒に踊った子は完璧に踊っていたのですっかり見とれていた。最後に芝
居。最初のふたつがダメ確定なのを痛感していたので、ちょっと頑張ってみた。ウケは良
かった。
・ ・っていうワケでこのオーデイションはめでたく落選だったけど、ひょんなことからそ
れからお手伝い側にまわることになった。オーデイションに落ちてがっかりだったけど、
どんな形であれ、好きなことに携われることは、とっても楽しい。
で、今回のワークショップ。やっぱりダンスが思ったようにできなくて、あの日のだっせ
ー!思い出がフラッシュバックした。