●連載
がたやま娘のひとりごと         文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、できるひとはいぬでもわかる、って話。



い・ぬ・の〜美容師さん♪

愛犬「わたる」のヘアカット。この間、私がデジタルパーマネントなるもので容姿を整

えたので、そろそろわたるも整えておこう、と思った。犬の美容室。

昔、うちにいた同じ犬種の「蘭丸(らんまる)」が行っていた美容室があるんだけど、

亡き父が連れて行っていた。そこのお店に連れて行こうかなと思ったけど、高いしハイ

ソっぽいイメージが拭い去れなかったので、どっか違うところにしよう、と考えていた

のだ。けれど、どこにしようか考えているうちに、どんどんボサボサになってきちゃっ

たので、とりあえずどっか適当なところでいいや、って予約ナシで夫がテキトーなお店

に連れて行った。耳の所に可愛いおリボンを結んでもらったみたいだけど・・毛束を取

った地肌から血がにじんでカサピタ(標準語:カサブタ)になっていた・・ってワケで

別のところに変えよう、と考えているうちに2ヶ月経ち、またボサボサになった。

人に聞いたり、ネットでいろいろ探してみたりした。そうしたら、ちょっと行ってみて

もいいかな、って感じの美容室を見つけた。小型犬専門の美容室で、お値段も安い。実

家からも近いし。と思ってすぐ予約の電話を入れた。

大体の場所が分かるので、夫と探しながら行ってみた。感じの良い若い女の子が応対し

てくれた。「どんな風にカットしますか?」と聞かれて、夫と私は「短くしちゃってく

ださい。」って同時に答えた。「そんで、足のところはモンペはいたみたいにキュッと

短くしてください。」って付け加えた。犬の雑誌を見たとき、そういうカットが機能的

だしキュートだと思ったので。お願いしまーす♪ 数時間後・・・ケイタイが鳴った。

「わたるちゃん終わりました〜」いそいそとお迎えに行った。

お店の子が何だかスッキリしている犬を抱いていた。私の姿を見て、いつものように暴

れだした。うん、イメージどおりのカット「スタイルde モンペーノ」♪ナイス。おリボ

ンつけてもらってるけど、この間みたいなカサピタは無い。「わたるちゃん、とっても

おりこうさんでしたよ。」と言われてすっごいびっくりした。彼は今、人間でいうとこ

ろの15歳〜17歳くらいなので、とってもキカネ(標準語:キカン坊とかいたずらっ

子みたいな意味)時期なんだけど。上手なもんだなぁ〜と感心した。根気がなきゃ出来

ないであろう丁寧な感じがした。聞けばその子ひとりでやっているんだそうな。

数日後、そのお店からサンキューレターが届いた。わたるの写真付!おぉ!ありがとさ

ん(^^)/~


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