1/30の日記          文は田島薫



せこい休日

土日はCDレンタルのサービスデイで1枚100円で借りて来ていた、マイルス・デヴィ

スと、ジミ・ヘンドリクスをダビングしながら、エレキギター弾いたり、新聞読ん

だり、出版社の友人に買った方がいいってすすめてから、借りた小説を読んだ。

(できるだけ出費を押さえようとする私はなかなかせこいっ)


マイルスとジミヘンは少々のアナログLPとカセットでほとんど持ってると思ってい

たんだけど、彼らのファンのブログをのぞいたら、存在に気づいていなかったもの

がいくつかあることがわかったのだ。

私はエレキギターで、ジミヘンだけでなく、マイルスのトランペットにも音を合わ

ちゃうので、ライナーノート読んだり、曲名移したり、の合間にそれやってると、

けっこう忙しく数時間はあっと言う間に過ぎる。


風呂に入り、ビール(発泡酒)飲み、日本酒ちびちびやりながら、読書は夜、って

ことになるんだけど、ずっと飲んでると飲み過ぎちゃうので、9時前には、水割りリ

ンゴジュースに代える。

小説は、今書店でベストセラーのリリーフランキーの「東京タワー」、テレビのお

笑い芸人の何人かが、出版社から頼まれてんのか、新幹線で読んでぼろぼろ泣いた

などと、強力なセールスプロモーションしてたので、書店でぱらぱら、と5分ほど

拾い読みしてみたら、ほんとに泣きそうになったので、戻したことがあったんだけ

ど、いつもはベストセラーモノはいつも避けていて、人々の話題に上らなくなって、

何年かして文庫になった時に気が向けば読むってぐらいだったんだけど、出版社の

友人が最近母親に心配をかける言動をしてるらしいので、内容的に読むととても得

るもんがあるような気がしたのだ。(大きなお世話だけど、後で自分も読めるし…

やっぱりこっちが大きいか〜)


「東京タワー」は半分ぐらい読み残してたけど、寝る前に新聞の読み残しの10件ぐ

らいある書評を20分ぐらいで読もうと思ってたら、1件哲学的テーマの本の書評をし

ている哲学教授の、主語を省いた文の意味が、何度読んでも理解できず、特別難解

な用語を使ってるわけでもないのに、どうしてか不思議で、しつこく分析してたら、

多分こういうことだろうってわかった時は、ひっかかってから1時間半以上も経って

しまっていた。で、自分の頭の悪さは認めずに、結局は、彼の文章表現が下手なせ

いだと決めつけた。


戻る