●新連載
クーニーズ          文はえんどうくにこ


世間の荒波を凛々しく乗り越えて来たベテランOLエンドーが
世間の矛盾、不正?を次々あばいて行きます!…多分。

今回は、若さの本質にちょっと気づいた、って話。



小野ヨーコ

トリノオリンピックの開会式をなんとなくテレビで観ていた。

式典の後半で小野ヨーコのメッセージそしてジョン・レノンのイマジンが、ピーター・

ガブリエルによって演奏された。

すごく渋い歌声に心がじぃ〜んと久しぶりに響いたものである。

またしても過去にタイムスプリットしてしまう。

このところ精神的・肉体的にかなり自信喪失ぎみであり、行動意欲も乏しく

なりつつある。

年齢とは関係ないのだが、眼科の手術後で片目の生活を何日か送っているとますます

もって侘しくなっていた。肉体が破壊されていく?そんな不安と心配がすーっと頭の中を

横切るような寂しい感じがするのである。

で、トリノオリンピックには若い選手達が、活き活きとちっとも動揺などせず、堂々と

あっけらかんとインタビューに応じたりしている。テレビを観ていて非常に気持がスカッ

としたものである。

若さってホントにいいものですね!!

イマジンを聴いて夜中に涙ぐんだりしてた自分が、懐かしくこそばゆい感じで

想い出される。

すごい感受性が豊かな時代だったと思う。泣いたり笑ったりドキドキしたり。


それにしても小野ヨーコは若かった。真っ白づくめのコスチュームもきまっていたし。

やっぱり違うな凡人とは。歳のとりかたが一味もふた味もカッコいいい!

私、ジョン・レノンが大好きだったものですから、ヨーコさんにいい意味で刺激されちゃ

いました。

若かりし時の甘美な思い出ばかりに浸っていてはいけませんね。


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