2/6の日記          文は田島薫



贅沢な週末といつもの休日

週末は出版社の友人とその兄と3人で半蔵門で以前から約束していた酒宴をした。

友人宅との電話してた時にたまたま来ていたその兄が電話に出て、少し話してたら、

妙に気が合った気がして、今度飲みましょう、って気軽に言ってみたら、ふたつ返

事で、そういうことに話が進んだのだ。

で、けっきょく、私より経済的に豊かで3才ぐらい年上のその兄に、小じゃれた店

の座敷で、旨い酒と、肴はふだん食べてるようなイワシでもよかったんだけど、新

鮮なアワビやら、エビ、カニ、などの高級品をご馳走してもらってしまった。


土日は読書し、テレビを見、ギターを弾き、イワシの目刺で晩酌した。


テレビに私小説「東京タワー」がベストセラーになってるリリーフランキーさんが

出てて、小説にもあった、彼の母親からの食事のしつけ、箸の持ち方なんかどうで

もよくて、料理を用意してくれた相手への心遣い、が大事だ、って話や、イラスト

レータになるにはどうしたらいいでしょう?って聞く若者に対して、イラストレー

タになりたい、って身分を欲しがるのは無意味で、何を表現して行きたいのか考え

るのが大事だ、って、本質を捉えた話をしていて感心した。


ギター、って練習しなけりゃ、ってことが沢山あって、時間がすぐに経ってしまう

ので、昔のようにのんびりだらだら弾くことはあまりなくなった。

ここんとこ、弾き語りでもできるだけきちんと歌詞を憶えて歌えるように練習して

いて、2番がいい加減だったIN MY LIFEもマスターした。(ほんとかな?)


ちょっと前の新聞の読者欄で88才の人がギター教室の広告見て、応募したんだけど、

年令サバ読んで80才って書いた、って話を読み、ギターが出て来ると、もう、何才

でも、私にはみんな同じ仲間のように感じた。

ギター、って国境や年令の壁も超える、魔力を持った楽器なのだ。


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