●連載
がたやま娘のひとりごと         文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、数々の悲しみ、不幸、不和、を(オイオイ言い過ぎだろ)を
1匹の子犬が救った、って話(?)



犬を飼いました(^^)

シーズーという種類の小型犬を飼いました。

父がまだ入院中だった頃、「犬を飼いたいんだけど、良いだろうか?」と夫ととも

に聞いたら、犬好きだった父は軽く「良いよ。」と言ってくれていたのだった。

父に見せられなくて残念なのだけれど。

父が亡くなって4日後、夫とちょっと出かけた際に偶然見つけた犬。父が好きだっ

た犬種だ。

「お父さん、こういう犬飼って良いって言ってだっけよね。」

「うん。」

「飼っちゃうが。」

「まあ、良いんねが。」

「おじいちゃんもお母さんも、これでさみしくないだろう。」

「んだべがね。」

っていうワケで、うちに来たのだ。

初対面の時、母は「ぎゃあ〜!!動く!!」と絶叫した。別に嫌いではないはずな

んだけど、慣れるまでにちょっと時間がかかるのだ。ちょうどうちに訪ねてきた従

兄が「まあ落ち着いて。近所迷惑だからでっかい声で騒ぐな。」となだめていた

(^^;)

陽気で人なつっこい性格らしく、祖父とよく遊んでいる。祖父もとても可愛がって、

ちょっとでも姿が見えないと「ポチ、ポチ、カムヒヤ。来来(ライライ)」などと

呼ぶ。ポチ、っていう名前じゃないんだけど、犬って不思議とポチとかコロとかい

う名前が呼びやすい。あんなに絶叫した母も「ワンコ、ワンコどさ行った?」って

言ってる。

うちの犬は、なかなか可愛い。


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