●連載
がたやま娘のひとりごと         文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、私はどこでも「さすらい」を楽しめるんだす、ってお話。



駐車場放浪者(バガボンド)

大型ショッピングセンターが流行りだ。山形市内にも南北2つの大型ショッピン

グセンターがあり、よく利用する。ひとつの場所にいろんなテナントがあるから

お買い物がいっぺんで済むので、結構気に入っている。

その日も食料品の買い物と、お友達の出産祝いの品物を買いに大型ショッピング

センターへ向かった。

私の可愛らしい、黄色い軽自動車な愛車(ボロだけど)。普段あまり混んでいな

いときは、1階の駐車場に停めるのだが、何だかその日はあまり混んでもいなかっ

たのに、3階の屋内駐車場へ停めてみたくなり、ベスポジだと思われるスペース

を見つけていそいそと車を停め、ラッキー♪とか思いながら車を降りた。そして

お花なんかも買ってみたりして優雅にお買い物をし(赤札特価品のみ)、買いす

ぎたのでカートで駐車場に戻った。

・・・あれ?どこに車停めたっけ・・・?・・・このあたりじゃなかったっけ

???ってカートをガラガラ押しながらぐるぐる探し回った。探せど探せど私の

愛車は見つからない。そのうちにだんだん小走りになり、恥ずかしさとバカさ加

減と焦りのあまり、あぶら汗が出てきた。

もういいや、と腹をすえ、荷物をブラブラとぜーんぶ持って(推定12kg)カ

ートを返却し、2階の売り場へ戻り、店に入った最初の場所へ戻って位置を確認

し、あらためて3階の駐車場へ向かった。・・・あった!私の愛車ちゃん・・・!

荷物を全部放り込んでいそいそと車に乗り、一刻も早くこんな慣れない場所から

離れなくちゃ!と出口へ向かった。そしたら今度は矢印の方向に行っても、どう

いう訳か出口にたどり着かず、車でぐるぐる駐車場の中を走り回っていた。

だいたい私には、似たようなショボいコトが多いんだ(;;)


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