5/23の日記          文は田島薫



屋根に上る

ここんとこ毎週連チャンで酒宴やってるかんじなので、今週はひとりで有意義な

ことをしようと思い、ずっと伸ばしていた屋根修理をすることにして、自転車で

15分かけて大工センターへ行き、シーリング材を押し出す機具を買って来た。

さてじゃ、シーリング活動しようか、って思って買ってあったシーリング剤の使用

法を読んでみると、スレート屋根なんかの場合はシーリングの前に必ずなんとか、

って液を塗布すること、ってあったので、また大工センターへ行った。


なんとか剤はあったけど、小学生が使う小さな墨汁の缶ぐらいの大きさのが1000円

だった、屋根全体に使ったら100万円ぐらいかかりそうだけど、他に同じ商品名の

大きいやつがなさそうだったので、とりあえず試しに一個だけ買い、ついでに自転

車のタイヤを交換するためのスパナを一個買おうとしたら、(前に100円ショップ

で売ってたけど必要なサイズのがなかった)どれも1000円ぐらいしてるのだけど、

ずーっと見て行くと一番はじっこに5本セットで580円ってのがあったので、それを

かごに入れた。

レジに行くとそのスパナセットは1000円に打たれた。文句を言うと、係が調べに

行き、別の商品の値段の棚にそれがまぎれていた、ってことだった。

貧乏な私はなんだか予想外の大出費をした気分で家に帰り、屋根に上った。


なんとか剤を屋根の尾根の禿げてるところにざっと塗ってったら、あっと言う間に

缶が空になった。

その上にシーリング剤を塗って行ったらこれもあっという間に空になった。

こりゃやっぱり、建築屋の友人が言うように、大工センターにあったでっかい容器

に入った目止め剤を塗るのがよさそうだ、って思った。


あっと言う間に出費と作業が終わり、キリンカップでジーコジャパンがペルーに

負けたゲームを見てると出版社の友人が来て、今週もやっぱり酒宴になった。


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