5/2の主張             文は田島薫



(負け組みの団結、について)

今年の民間の夏のボーナスの平均は70万余で、去年より少しアップした、って、

新聞記事があった。

これを、そんなもんだろう、って感じる層と、へー、すごいね、って感じる層

がいるはずで、後者の方が断然多いはずなのだ。

だって、この民間の平均って、一部上場企業の125社かなんかの社員ボーナスの

平均から割り出した数字だっていうから。

民間大手と中小零細や個人事業主との平均所得格差はどんどん広がってるのだ。


民間大手と連動してるのが国家や地方の公務員で、特殊法人の社員もこれに準じ

ていて、今の郵政民営化でも、自民党の反対派が主張する全国一律のサービスの

ため、って、言うへ理屈だって、言ってみれば、どんなに仕事のない辺境でも、

郵便局員は地元民の何倍もの所得を保証されていて、そういった組織が自民党の

票田になっているわけだからがんばるわけだ。


公務員や特殊法人だけじゃない、議員連中だってそうだ。

志を持って世界がよくなることを願って、独自の見解と発言を続け、日々の政治

活動に努力をしている議員もいるはずだけど、毎月数十万の使途報告義務のない

調査費といった金を、何に使ってんだろう、って感じさせるのがほとんどの自民

党議員だ。

いやいや、大変なんだ出費は切りがなくいつも赤字だ、って言う議員も、たいてい

冠婚葬祭や、義理の会席といった、次の選挙のためのおべっか出費なのだ。


先日も私の地元さいたま市で議員報酬削減提案に対して自民議員は全員反対した。

財政が大赤字だって言うのに議員報酬は大企業の役員並み、欧米では地方議員は

ちゃんと本職を持っていて、議員報酬は本当に日本のフリーター並みだってのに。

自分の利権と保身がテーマの自民議員はもう、次の選挙で落とそうじゃないか。

負け組が団結すれば多分過半数なんだから。




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