●連載
がたやま娘のひとりごと         文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、これがよくいる馬鹿の代表だっす、って話。




最近のニュースで怒ったこと。

ニュース・新聞・インターネットで知った。

宮城県の高校で、女子生徒の髪に黒いスプレーをかけた教師がいたこと。訴えられて

いた。

その女子生徒はもともとの髪の色が明るいんだそう。だから高校に入学するとき、先

輩のアドバイスに従って、髪を黒く染めたらしい。髪が伸びたら、もともとの明るい

髪の色になった。(←当たり前だ) また髪の毛を黒く染め続けていたため傷んで、

ますます茶色になった。そうしたら教師に黒スプレーをかけられた。

こんなバカげた行為。こんな程度のノータリン指導しかできない教師がいて、いまだ

もって横行している事実が悲しいし、ハラが立つ。こんなバカ教師と学校、訴えられ

て当然だ。

日の丸ニッポン人だから、絶対に黒い髪でなければならないのか? 黒い髪以外の人

は全員不良なのか? 

茶髪がダメな理由は、もともと「学生たるもの、親がかりでパーマだ染髪だとお金を

かけて、学生の本分を忘れて華美になるでない」ということじゃないか。本末転倒と

は、まさにこういうことじゃないかなぁ。その女子生徒は、髪の毛を黒くしてまでそ

の高校に入学したらしい。本来の自分の髪の色を隠してまで、黒い髪しか認めない環

境に同調しようとしたのではないか。生真面目だし、ものすごく窮屈だったと思う。

女子生徒の親御さんも、もともとの髪の毛が明るい、ということを学校に申し出てい

たという。

神様と親が授けてくれた、美しい髪。若い頃の髪の毛って、健康で艶があって、自然

のままが一番美しい。若いうちって何でもそうだけど、健康的な「素」の美しさに恵

まれたのを誇れるのが、いちばん幸せなことだと思う。

「シンプルで大切なこと」を「教える立場の人」が気がつかないんだろうな。どーで

もいいお勉強ばっかり教えてんのかな。

その女子生徒は、そのバカバカしい高校を辞め、私立の高校に入学し直したそう。新

しい環境で素直に自分らしく、自然な姿で学生生活を送ってほしいな。


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