●新連載
クーニーズ          文はえんどうくにこ


世間の荒波を凛々しく乗り越えて来たベテランOLエンドーが
世間の矛盾、不正?を次々あばいて行きます!…多分。

今回はちょっと力が入った結びで彼女の嗜好を強調。



ルール

禁煙ブームがとうとう私の会社にも社内規則となってはや1ヶ月が経つ。

定時内では一切の喫煙は禁止。愛煙家達は昼時の1時間を除いては

午前9時から午後5時45分までは事務所内での喫煙はタブーとされた。

それでもこっそりルール免除の申し出を本社稟議まであげて、定時後は

つまり残業の場合は、会議室を喫煙場所として開放するとのことで

ものすごい大型の空気清浄機?2台を設置してのご苦労ぶり。

仕事への効率化(煙草1本で5より10分の休憩)環境衛生の向上・

健康志向の上昇などで、今更の話ではあるけれどかなりの割合で

禁煙の徹底化が図られていのは事実である。

ところがである、このようなルールの登場の為にかえって逆効果を招く

ことになってしまった。どうしても仕事中ガマンできないヘビースモーカー達が

6階からエレベーターで1階まで降り、隣のコンビの入り口店頭に設置してある

灰皿へと時間を費やすようになってしまったのである。“また煙草?!”

さらに電話などかかってきた場合、“○○さん電話〜”と呼びにいくことができない。

時間の効率化アップどころでない、ちっとも改善になっていない。

たしかに趣味・嗜好の規制、制約はむずかしい。でもマナーだけは守りたい。

自分も以前は喫煙はだったので愛煙家族のイライラはよ〜く解る。

しかしです。禁煙ならず禁酒ブームなんかになったらそれこそ地獄である。

外ではもっぱら、スタンディングバー・ショットバースタイルの店しかなく、

ひとりあたり1時間のみとか、ひとり3合までとか規制されたりして

家でしかゆっくりとアルコールが飲めなくなったら?考えすぎかな?

はるか昔の禁酒法時代が到来しないことを心から祈ります。


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