●連載
がたやま娘のひとりごと         文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、多分これも人生の幸せの時間だっす、って話。




夢の生活

このゴールデンウイークは、友達夫婦の幸せな家庭に乱入する機会が多かった。

そのうちの一組、ユウちゃん家の庭で夕方から夜にかけて、バーベキューパー

チーを催した。ユウちゃんは私と同い年で、去年、地元の少年自然の家の近くに

中古の一軒家を購入した。ぶっちゃけ、山奥に家を買っちゃったんである。飲ん

だら這ってでも帰宅したいシテイ派の私には、かなりセンセーショナルな場所で

ある。

夕方ユウちゃん家にお邪魔したら、彼はもうデキ上がっていた。「おう、今日は

晴れでっからな、下界はどうだ?混んでっかぁ〜?」って、まるで酒好きの仙人

みたいだと思った。ビール飲みながら1時間かけて火をおこし、下界で仕入れた

激安な肉を焼いた。がつがつ食べて飲んだ。とっぷりと日が暮れ、下界の美しい

夜景を、みんな幸せな気分で眺めていた。

ユウちゃんは20代後半から「山奥に住みたい」って言っていたそうだ。その夢

を今、ステキな奥さんと共に叶えている。


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