6/27の日記          文は田島薫



フィルモアイーストのジミヘン

昨日の自宅の居間は朝から35度の猛暑だったけど、エアコンつけずにいたら、やっ

ぱり、頭がぼーっとして来たので、午後からは窓を閉めエアコンを入れた。

32〜3度までは我慢してたんだけど、35度ってことになると、汗だくで、ギターも

汗まみれになっちゃうのだ。


で、人心地して、ジミヘンのフィルモアイーストのビデオをつけ、それに合わせて

エレキギターを弾いた。

このビデオを買った時は、全編フィルモアイーストでのジミヘンライブだと思ってた

のに、演奏シーンは断続的で、間に当時の関係者たちのインタビューが、いらん、

ちゅーとんのに、たっぷり入っててがっかりしたもんだったんだけど、何度も見てる

うちに、他人のインタビューによって、ジミの天才性が相対化されて浮かび上がって

来る(?)おもしろさも感じられるようになり、それなりに楽しめるようになって来

たし、断続的に弾かれるジミのギターを耳でコピーして、人々がしゃべってる時に、

それをそれっぽくでたらめに再現するのが、気持いいタイミングになって来たのだ。

途中でいつも見る宗教の番組を見ながらうとうとしたりした他は、夕方までずっと

ジミヘンギターで過ごしてしまう、というシンプルな一日だった。


もっとも、その後、ちょっと草刈りと運動して、風呂入ってからビール飲み、

新聞読んで、夜中にはコンフェデレーションカップの準決勝メキシコ、アルゼンチン

のゲームを見たりしたから、けっこうしぶとく色んなふうに遊んだはずなんだけども、

エアコン入れたものの設定は28度だし、暑さの中、半分夢心地のぼけ生活だった。


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