7/4の日記          文は田島薫



中古道具店

昨日は先週と違い、曇りの天気だったけど、なかなか過ごしやすい温度の日だった

ので、もー色んなことしちゃいました、って日記に書こうと思ってたので、考えた

結果、中古道具屋のチェーン店に行ってみた。(日記に書くためだけかっ)

そういうのがある、ってサニーに聞いていたので、ネットで調べてみたら、自宅の

近くにもあったのだ。


自転車で乗り付けると、国道沿いの広い敷地に倉庫状の2階建てが立ってて、下が

実際に倉庫で2階が店鋪という形になっていた。

丁度その時、車でやって来た若いカップルと外階段を上がり店内に入ると、手前は

CDが並び、その奥は家電品、パソコン、オーディオ、壁際にギターといった展開

になっていて、広い店内、客はまばらだった。

ギターコーナーに行ったら、フェンダーUSAが10数万円から20数万円、ギブソンレ

スポールが20数万円で並び、ボロいテレキャスタージャパンが4万円ぐらいで並ん

でたけど、それでも、聞いていたサニーの地元よりちょっと高そうに感じた。

ここでのお買得はS.ヤイリの小型フォークギターの1万円だ、と採点した。


ジャンクコーナーに行くとオンボロエレキの「音が出ません」てのが堂々と5千円

ぐらいで並んでるので、安いような高いような、それでも、私が高校生ぐらいだっ

たら、買ってなんとか自分で直そうとしたかも知れないな、と思った。

だれが見ても汚ねー、って叫びそうな穴あいたオンボロフォークギターも2千円ぐら

いで音だけは出そうだから、考えようによっては夢のように安い。

しかし、ぴかぴかのヤマハフォークギターをゴミの日にタダで拾って来た友人がい

たことを思えば、それを買う人は哀れだ。


色々見て回って、安いから買ってもいいかな、などといくつか衝動があったものの

よく考えてみるとうちにあるのと同じようなレベルのボロ道具だと気づき、1時間

ぐらいいたあげく、けっきょく、古いオーディオコードと新品のギターペグ回しと

ギター弦の全部で数百円の買い物だけして帰った。


戻る