●新連載
がたやま娘のひとりごと 文はこんのたえこ
地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!
今回は、雪国の寝起きはこんなもんだっす、っといったお話。
寝起き(NEO紀)
たぶんホントは、寝起きは悪い方ではない。はず。目覚し時計が鳴らなくても、毎日きっちり同じ時間にすっきりぱっちり目が覚めていた。
ところがここ何年か前から、朝パッと起きられない。とりあえずお布団の中から絶対
に出ないで、ずるずる手だけを伸ばして目覚し時計を止め、ヒーターのスイッチを押
す。そして、いつまでもお布団の中で、ウトウト・ぐずぐずしている。 特に今の時
期はそうだ。
「起きたらおトイレに行って、顔洗って、お弁当を作って・・・お弁当のおかず、何があったかな?ご飯あるかなぁ?台所は寒いしやっぱり面倒だから、お弁当はコンビ
ニ弁当にしようかな。お昼にコンビニに行くと混むし休み時間がもったいないから、
コンビニに寄ってから出勤しようかな。でも無駄遣いしたくないから、予算はいくら
にしようかなぁ。ちょっとおいしいお弁当だと、けっこうイイ値段するからアナドれ
ない。どこのコンビニならお手ごろでおいしいお弁当があるかなぁ?お手ごろ価格な
お弁当でも、野菜が無くて揚げ物だけのおかずじゃちょっとなぁ・・ でもコンビニ
サラダってあんまりおいしくないし・・ お弁当とサラダ買っちゃうと予算オーバー
だなー・・ しょうがない、ミニ丼かな。 たまにはマックのセット食べたい。何で
会社の近くにファーストフード屋さんが無いんだ!? まったく不便だ。 あーそろ
そろ着替えなきゃ。今日は何を着て行こうかな。会社の中はけっこう暖かいからなぁ。
あ、あれ着て行きたいけど洗濯してたんだっけ? あー何だかめんどくさく
なっちゃった。何でもいいから着てっちゃえ。おかぁーさーん!着替え出してお弁当
作ってぇ〜!(と、声に出さず心の中で叫んでみる。しかし、たとえ声に出して叫ん
でみても、うちの母は母性本能が欠如している(!?)ので、そんなに甘くない!)
もぉー朝からいろんなこと考えちゃって疲れたヨ。 もうちょっとだけ目をつぶろう
♪」
というワケで。ひどいときはウツラウツラしているなかで着替えをしてお弁当を作って、ちゃんと出勤していた。はっと目が覚めて、まだパジャマ姿でお布団の中にいる
自分に気がついて、びっくりしたこともある。で、さっきまで仲良しだったお布団を
昔のオトコのように「あっちに行け!」とかなぐり捨て、ガバッと飛び起きてカーテ
ンを開け、そこで雪が降っていたりすると歩いて行かなきゃならないから「キィー
!」と叫び、ヒートアップする。
以上が平日の、朝。
休日の朝は・・・そんな事態にはならない。会社に行かなくてもいいのに、早い時間にすっきりぱっちり目が覚める。不思議。そ
れで、トーストとスクランブルエッグの朝食を作る。「旅サラダ」なんか見て、やっ
ぱり旅はいいなぁ〜ゆっくりどっかに行きたいなぁ〜♪と思う。神田正輝さんと田中
義剛さんのダジャレにも「ほほう」と感心したりしながら、コーヒーをすする。
時間の使いかた、感じ方のいろいろ。(いろいろ、なんて島倉千代子さんか小泉首相
みたいだけど)
同じ時間なら、嬉しい・楽しい・大好き+幸せに充実して過ごせたら、いいな。
ゴキゲンなオヒサマとゴキゲンサウンドが幸せな時間へと誘ってくれている。
追伸:今日のゴキゲンサウンドは、ヴァン・マッコイ&ソウル・シティー・シンフォニーの「ハッスル」
バリー・ホワイトの「マイ・エヴリシング」