●連載=クボユーシローの
ふぉとふぉと
新連載・『李朝』のデザイン その1
昨年は韓流ブーム、今年は李氏朝鮮時代つまり『李朝』ブームが
デザイン界に来るような気がするのだが…。
韓国ではいま『李朝』という言葉は使わず『朝鮮時代』と言っている。
北朝鮮や中国ではなんといっているか知らないが、日本人には『李朝』
が良い。『李朝』にはなんとなく甘美な響きがある。
今回は『李朝』の陶磁器をウォッチングする。
白磁鉄画草文瓶 (韓国での呼称)。
白磁器に草の文様を鉄系の薬で描いた瓶という意味。
日本に来ると李朝陶磁器の呼称は日本式になる。
(日本での呼び方は後日に) 17世紀後半白磁鉄画垂紐文瓶 17世紀後半
なんとヒモの文様。子供のいたずら書きのような
デザインが300年前どう評価されたていたのか。
今でも新しい。白磁鉄画波文盒 17世紀後半
この力強さ奔放さに脱帽。