●新連載
がたやま娘のひとりごと         文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、時空を超えて壮大な!…ってほどでもないお話。



過去・現在・未来

去年の今頃、私は香港独り旅に出ていました。

独り旅というとタイソウなコトみたいですが、2泊3日のプチ旅行。近場。漢字の国。

でも外国。何故か衝動的に飛び出してしまったのです。(ソレは、先日の夢ノートに

書いておいたうちのひとつ。英語のできない友人が独りでおパリに行ってきた、という

話を聞いて「それならあたしも行けるじゃん♪」とバカみたいにひらめいた!)


独りでもちゃんと飛行機のエコノミー席に乗れた。機内食も楽しんだ。居眠りもした

(?)あんまりワケ分からなかったけど、広東語と英語の映画も楽しんだ。

上空から見る、初めての香港はもやもやした霧に覆われていて、あぁ、海に囲まれた

ところなんだなぁ、という感じがした。

飛行機を降りて→両替→モノレールに乗換え→シャトルバスに乗換え→ホテルに着い

てチェックイン。部屋では「独りで来たぜイエエ〜イ!」とベッドにダイノジになっ

たような、ならなかったような・・・でも私のコトだからきっとやったと思う(^^)

それから地図を片手に街へ。お散歩を兼ねて夕食を買いに出かけた。夕食ナシの超格

安プランだったもので(^^;)

海に近い公園に行った。人種の分からない人種がいっぱい!とにかく人がいっぱい!

そして、自分独りで無事に到着したことが嬉しくて嬉しくて、ずーっと海を見ていた。

日が暮れ始めていたし、とにかく見るもの全てが美しかった。隣に誰もいなくても、

不安じゃなかった。その時の自分の顔は、とってもイイ顔してたと思う。

去年の今頃は、狂牛病や鳥インフルエンザやSARSの話題があったのですよ。ええ、

牛肉や鶏肉の足の甘辛唐揚みたいなお弁当を、現場香港のコンビニで調達しましたし、

テレビをつければNHKのニュースが見られて、食べている最中その類の話題でした

もの、忘れるもんですか!お弁当とニュースを交互に見ながらブルーになる気持ちを、

えーい!っとビールで勢いつけました。

で、なんやかんやといろいろチョロチョロしていたら、もう帰る日の朝。

帰りたくないなー・・って思いながら、香港で過ごす時間を少しでも楽しもうとして

いた。でも、無事に日本に帰らなきゃ・・・


そして一年後。

相変わらず私はここ山形に暮らしていて、暖かい自分の部屋でこれを書いている。相

変わらず同じ会社に勤めている。友達とも相変わらず仲が良い。貯金額はヒミツ♪体

型も何とか維持しているし、健康。

来年の今頃は、どうしているかな。

考えてみたけれど、何だかあんまり考えられなかった。

貯金額は増えているんだろうか?くらいかなぁ(^^)山形に雪が降っているだろう

コトは確かだと思うけれど。

でも、地球温暖化の影響で雪が降らなかったらどうしよう・・・スノーボード行けな

い!プンプン!


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