2/7の主張             文は田島薫



(本当の構造改革について)

田中長野県知事がテレビで、、長野県では行政改革で2割ぐらい赤字を減らした

のに、国の方は逆に増えてる、って政府の構造改革を批判した。

道路行政にしたって、確かに、計画の高速道路の建設費用を大幅削減したかも

知れないけど、赤字国債は増大し続けているのだ。

いくら改革した、と言っても、数字に結果が出ないのであれば、それはどっかに

ごまかしがある、って思われて仕方ないだろう。

一遍に赤字国債の発行は止められない、って言っても、現実的には地方では高速

道路料が高いので、一般道を使う車がほとんどだ、って話があるにもかかわらず、

とりあえず高速道路は計画通り全部造る、って結論とか、道路公団やその関連の

ファミリー企業の受注実体の分析や改革の不明さなど問題点が沢山ある。


大体、国民一人あたり600万円にもなり、なお増大しつづける大赤字をかかえた

国が、巷ではますます収入が減り、自給1000円のアルバイトで食いつないでいる

人たちだって少なくない現状の中、自分たちは特別な身分だとばかりに公務員や

特殊法人の人件費を、民間より数段高いまま放っておき、おまけにつるんだ関係

ファミリー企業などにも税金からの過剰な利益をばらまいている、っておかしく

ないだろうか。


そうはいってもどの公務員も生活の余裕たっぷり、って感じてるわけではない

ことはわかる。

なぜなら、無駄な出費を強いるシステムも日本じゅうで増大してるからだ。

車にかかる各種税金とか、保険とか、年金とか、学費とか、冠婚葬祭、結局それ

らも、根は同じで、実際必要でないものに金を使わせよう、とする利権者たちが

あらゆる業界にいて、無駄金の悪循環機構を作っているからなのだ。


われわれは自身から、そういったものと決別し、告発し、そういった利権と繋がっ

ていても、へ理屈で逃げおおせると考えている政治家を当選させないことなのだ。




戻る