12/26の日記 文は田島薫
年末の行事参加人々は年末になると、クリスマスやら忘年会やら、いろんな会開いて酒を飲むよう
だけど、われわれの周囲では一年中宴会が行われてるので、ふだんよりちょっと多
いよーだなー、ってぐらいの感じだ。
連休前の22日は近所の友人たちに声をかけてココアスタジオの忘年会を開いた。
声をかけても、仕事や別口の忘年会でで来られないのがほとんどで、結局、酒宴レ
ギュラーメンバーの尾形プロデューサーとシャンさん、サニー、準レギュラーの
出版社の他に来たのは、バンドのベース吉田くんと、筒井監督兄弟だけだった。
それでも、ギターで全員アドリブブルースを歌い合ったりして楽しく過ごした。
日曜は茨城で趣味の共同農場をやってる尾形さんの友人の阿佐ヶ谷にある自宅でのもちつき大会に誘われて参加した。(その農場の夏の稲刈りには私も参加し、
へとへとになった)
8時ぐらいからやってるらしかったが、尾形さんと私は11時過ぎに出かけたんだけど、それでも、あ、尾形さん今年は早いね、って家主に言われた。
家主は玄人はだしの漫画を描く男で、稲刈り後の宴会の時に会報に連載してる作品
を見せてもらって、いいだの悪いだの言いたい放題言って、喜ばしたり怒らせたり
してたのに私を忘れてるようだったが、すぐに思い出したようだった。
新作の書き下ろしラフを持って来て私に渡したので、もちつきのかけ声かけながら、
それを読んだ。
酒やおでんなどが用意されてて、男たちは飲みながらやってる中でうすの傍で指揮を執ってる出版社の組合委員長である尾形さんの友人は飲んでないようだった。
もう午前中に16うす突いてる、って話で、後もそれ以上突く予定らしい。尾形さんも含めみななかなかうまく突く中で、私もふたうす挑戦したが、杵をまっ
すぐ打ち下ろすのがけっこう難しく、ジャストミートは半分以下の感じだった。
家主の奥さんが参加してるペルー音楽バンドが傍ではやし、子供らが踊ったりして、夕方、ようやく終わりになり、家ん中入って宴会だ、って頃、尾形さんの履いてる
靴の話題になり、思い出の詰まったものでイタリー製の山羊革で数万する高級品を
きょうは特別に履いて来た、って嬉しそうに話して縁側から宴席に入り、席につい
た直後、はしゃいだ子供がかまどから持って来た薪から落ちた火の粉が彼の靴に大
きな焦げ穴を作った。
宴会が終わって帰る時に私の革ジャンを着ようとしたら、私のではないやつだったので、誰か間違えて着て帰ったはずだと思いこれは誰のだ、などと聞いたら、先に
帰った誰々のだ、ってことになり電話したり大騒ぎした果てにテーブルの下から、
私の現物が出てきたので、全員ずっこけた。(お前がわるいんだろがっ、はい。)