12/5の主張             文は田島薫



(国民の寄生虫について2)

マンションなどの耐震強度偽装で、建築業者らの不正追及が進んでいるけど、

かかわった民間検査機関のでたらめぶりは、そこが、国交省の一部の天下り

機関になってるらしいことを考えると、今回の関係会社だけの問題ではなく

て、そういった役所と民間業者の癒着が他にもあり、耐震強度偽装建築が他

にも沢山ある可能性大だ。

5年でそういった設計資料は全部破棄される、っていう癒着関係者には好都

合な決まりが許されているそうだから、それ以前に建ったマンションに住ん

でいる国民はぞれが大丈夫だと思ってても本当にそうかどうかは、大地震の

時の賭ってことになった。


ある良心的建設会社が、初めての取り引きで例の偽装強度計算した設計家か

らの計算書、設計図を、念のため別の設計家にチェックしてもらったところ、

一目で強度の欠陥を指摘したそうだ。

また別件でのそういった事実を検査機関に訴えたところ、それが問題にされ

対処されるどころか、まったく無視されたそうだ。

問題の検査機関が、検査対象資料の量が多いことをひとつの理由にし、そん

な不正を見抜けなかったのは自分たちが性善説を持ってチェックしてたから、

などとふざけた言い訳は全くのナンセンスだということだ。

検査機関のその担当は元役人だというから、そういった腐った関係性の上で、

人の安全を売り払い自分たちの利益のみ追及して恥じない連中なのだ。


そういった政府委託の企業のでたらめが、民間の悪徳業者を呼び込む土壌に

なってるわけだ。

民間建築業者がコスト削減を追及すること自体は当然の権利なんだけど、不

正を見逃してもらえる、ってことで悪の構図が広がり、国民の生命を脅かす

ことになったわけだから、管理すべき政府の責任は重い。

まず役人の天下り完全禁止にして、寄生虫を抹消しなけりゃだめだ。




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