●新連載=クボユーシローの
スポーツ万歳



サッカーその12

浦和レッズは2等賞。12月3日浦和レッズはアウェー戦で新潟に4対0で勝ったが結局昨年

に続き2位で05年リーグ戦を終わった。

今期からJリーグは1シーズン制を採用。当初、『早めに優勝チームが決まったら終盤の

試合はだれるのでは』という危惧があったが、なんのなんの12月3日の最終戦、5チーム

に優勝の可能性が残るという大盛り上がり。1位C大阪、2位G大阪、3位浦和、4位鹿島、

5位千葉でこの日の総ての試合が2時に始まった。前半の45分が終わった時点でなんと

『浦和が1位』であった。『このまま、このまま』というレッズファンの呪文が埼玉県

の空を覆ったが、後半中盤過ぎにセレッソがトップに立ちガンバが続くかたちになって

しまった。C大阪がこのまま行くかと誰もが思ったロスタイムに『ポッコーン』と1点取

られてゲームオーバー。あの『ドーハの悲劇』を思い出したがサッカーではよくある話。

結局ガンバ大阪『悲願の優勝』で幕となった

12月4日の新聞スポーツ欄には終了間際に失点したセレッソ選手の表情が載っていたが、

この写真がとっても良い。芝に突っ伏す古橋、ほえる西沢、頭を抱えて放心状態の柳本、

バックに亀の子模様のゴールネット。今年の日本スポーツ報道写真コンテストのサッカ

ー部門1等賞をあげたいが、どの新聞社のカメラマンもこの一瞬を逃してはいなかった。

撮影角度の若干違うこの場面がどの新聞にも載っていた。

ちなみに東京新聞の構図が一番よかった。



東京新聞より


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