9/6の日記 文は田島薫
被爆と米国追従土曜はショーチュー飲みながら、(と言っても、家ではビールひと缶の後、一杯だけ
なんだけど、健康を考えて)浦和レッズのナビスコカップ快進撃、準々決勝の勝ち
ゲーム見てから、ビデオに録画しておいた黒木和雄監督の映画「明日」を見た。
「明日」は、長崎被爆の前日の人模様を描いた作品で、録画したものの、見るのに気が重く、いつか見よう、ってずっと気になってたものなんだけど、黒木監督は
去年、今年と、自分の戦争体験を撮影動機にした、それぞれ「美しい夏キリシマ」、
「父と暮らせば」でどちらも、映画批評家たちに絶賛されているのを、見聞きし、
「明日」もその被爆三部作のひとつだと、聞かされたせいだ。
黒木和雄=あの傑作「竜馬暗殺」、ぐらいの認識しかなかったので、「明日」も黒木監督の作品だとずっと気がついてなかったのだ。
見てみると、何ともう15年前の作品で、録画した時もそのころだったので、驚いた。
見る前に多分こんな映画だろう、と思っていた通りの映画だった、そう言うと、
けなしてるように聞こえるかも知れないけど、ほめているつもりだ。
黒木監督は短い象徴的なショットをつないで適格にテーマに肉迫して行くだろう、
ことはわかっていたのだ、余計な説明抜きで最後のキノコ雲で終わる、名作だ。
夜中に起きたら、朝まで生テレビで、相変わらず、米国追従で戦争に加担しても=人の国の不幸も眼中にない=我が国の国益がすべて派の岡崎老人らが出てて、
テレビの中の彼らに向かって、逐一罵倒してやった。
逆にいつも視野が広い公平な世界観派の姜さんには、あんたが一番正しいぞー、
って言ってやった。
日曜はなんだか疲れていたので、ずっとブルースギターの練習をして過ごした。