10/4の日記 文は田島薫
人生の達人土日は、大リーグではイチローが年間安打数の新記録を更新し続け、私の
地元浦和レッズがJ1一位の勝ちゲームをし、サッカーアジアユースはカタールに
PK戦の果てに勝ち来年のワールドユース連続出場を決定した、と明るい
環境の中、いつものように、テレビ見て、新聞読んで、エレキギター弾いた。
金曜に友人とまたまた深酒しちゃったし、日曜には、大雨降ってるし、酒は軽く、2杯だけにして、先週に続き、赤羽オペラの飯村夫人のお父様の自伝
原稿の続きを読んだ。
人生で大切なのは愛と創造、いたわり合い助け合う、ことと、常に進歩向上する、ってことを、自覚、実践した自伝で、そのために、「明るく元気で精いっぱい」、
がモットーになった、とご自分で序文に書いていて、引き込まれてしまい、
読み飛ばすつもりが、結局全部読んでしまった。
自叙伝ってものはたいがい、経験して来たことを、自分で合理化、理想化し、意義づけるような自己中心的なものになりがちだと思うのだけど、彼のは、
そういうものと一線を画す印象を持った。
何より、気負いがなく、普通なら、少し子供ぽくて、使わないような、素朴な
タイトル「明るく元気で精いっぱい」を出し、それが、文を読むと、その意味が
深く納得できるほどに、常に他人への愛があり、実践があり、いつの時も周囲を
楽しく盛り上げているのだ。
この素朴な言葉の並びの中には、あきらかに人生を哲学し実践した者の知恵が
凝縮しているのだ、ってしみじみ思った。