10/18の日記 文は田島薫
不幸話先週末にまたサニーから電話で自宅に来たい、っていうから、先週バンド練習
中止んなったから、今度はやろう、ってことかと思ったら、それには触れない
ので、土曜になったら決めればいいか、って思って、自宅で待ったら、道が
混んでたらしく、夜9時ごろやって来て、いつもならギターケース下げて、家に
上がって来るのに、手にはリュックと缶ビールの入ったポリ袋だけだった。
で、話し聞くと、地元の保険会社のロゴとキャラクターデザインやってギャラの請求をしたところ(これはココアでアドバイスしたこともありこっちにも責任が)
先方の考えていたのと大幅なギャップがあったようで、喧嘩ごしの苦情があった
ってことや、ちょっと以前飼いはじめた犬と最近接近して来たねこが、そこいら
じゅうを壊したり、傷ものにしたりの大暴れしてることに加え、仕事で使ってる
パソコンがうんともすんとも動かなくなってしまい、それ以前から、恒常的な
個人的悩みをかかえていることやツーフーが出たりもするといった基調低音の
ような不幸の上にそれらが積み重なったもんで、気晴らしをしたかったようだ。
で、朝の4時ごろまで飲んだ。
しかし、そういった不幸話って、聞くと確かに不幸そうなんだけど、なんだか、笑ってしまうし、考えてみれば、どこの家庭でもそんなようなトラブルのいくつか
は抱えているもんで、知人らを見ても、みんなそれぞれ大変そうで、ほとんどは
日本の経済構造の欠陥の弊害が末端に影響して来てることが大きな原因なんで
あって、みんな自分だけが不幸だと思ってるように見受けられるけど、そういう人
の方が多いんだ、と私は感じる。
で、よく考えると、それは不幸なんじゃなくて、ただの「状況」なのだ。
翌日はやっと車からギター取り出して来たので、一日じゅうセッションをやった。