今週の雑感(昔のもありの) 文はさぬがゆたか
ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だよりです。
しばらく感動ものじゃなくて雑感記に変えたいとのことです。
「モグとミャー」
昨年末、運動公園近くの燃えないゴミ回収場近くでキャンキャン鳴いていたのがモグ。
気になりながら一夜を過ごし、霜が真っ白に降りた翌朝ボクは彼を車の中に抱き入れた。
それからまたリンリンリ〜ンとクリスマスソングが流れる今、そのモグ(半端なハスキー
と芝犬ぽい容姿)の小屋には黒い子猫が同居している。
「ミャー」という名前は実は名前でなくて、飼うつもりがなかったけれど勢いでついつい
呼んでいたら子猫はその「ミャー」に反応するようになってなってしまっただけ。
ま、それはそれで名前になるんだろうねこんな場合。
その子猫は以前にも書いたけれど誰かの捨て猫らしい。近所の小学校帰りの子供対象に誰か
が捨てていく噂は聞いていた。それがうっかり我が家にたどりついたら犬のモグがいたわけで
そりゃ最初はまるでどこかのゲリラ戦をみているような激しさだった。
山積みになった古材に掛けたブルーシートの穴から、あっちこっちと移動しながら顔を出す。
その都度モグは吠えまくり子猫は毛を逆立て爪をたてながら小踊り。
腹ぺこな子猫はそれでも隙をねらってはモグのごはんを狙う。そんな関係が数週間も
続いたある日、いつも寝そべっていた場所にいないので探してみたら、なんと犬小屋の
中でモグを枕に寝そべっていやがる。なんともまあです。
昼間の誰もいない頃、猫パンチをポコポコもらいながらもあんがい喜んでいる姿を想像する。
まるでそのまんま絵本な現実を見ている。人間よりもはるか素直な彼らに感謝しちゃうんです。