11/1の日記 文は田島薫
月見パフォーマンスとギター先週の木曜の晩は舞踏家の※成瀬信彦さんの月見パフォーマンスがあって、彼
の手伝いをしている才女郡司園子さんから、是非来てくれ、ってお誘いがあり、
おじゃましたわけなんだけど、仕事を終えて、映画プロデューサーの尾形さんと、
それに、誘ってみたら興味を持った出版社に勤める友人の女性と武蔵小金井駅で
待ち合わせてから駆けつけたら、もう7時半を大分過ぎた時間になっていた。
薄暗いお椀状の小山の上にさらしを巻いた十字架があり、その前に10人ほどが座り込んでいる。聞くと成瀬さんのメイン舞踏はもう終了して、休憩の各自
パフォーマンスの時間になってるそうだったので、少し残念だったが、郡司さん
がそのデジカメ写真を見せてくれた。そこには白無垢をまとった沈黙のキリスト
が写っていた。
郡司さんから、みんな楽器を持ち寄って騒ぐんだからギター持って来た方がいいと言われていたので、持ってったんだけど、見まわしてみると、楽器持って来て
る人は見えなくて、ギター持って来てるのも私だけのようだった。
私の乱暴なギターを聴かせるのは迷惑だろう、と思ったんだけど、あらかじめ許可
を受けてるんだ、と考え、月を感じながら静かにBGMをすることにして、
変則チューニングのほとんど解放弦コードに少し単音を入れ込んで弾いた。
その後、詩人の朗読に伴奏を依頼され、市民権をもらったようでうれしかった。演奏というよりただ「音」を出してると、わきの方からパーカッションやカズーが
いい感じで低く響き出した。
そしてなんと、別の舞踏家のパフォーマンスでも再び「音」を依頼された。
土曜はサニーとハルさんが自宅に来てバンド練習をした(ジャック吉田さんは会社の出張で欠席だった)。
吉田さんがいないので、だれも私のオリジナルをやろう、って言うメンバーは
いなかった。
どうしてやりたがらないか、っていうとどうやら、CDになった時、作詞作曲の印税
をみんなで均等に分けたい、サザンやグレイはそうやってるから、って言うふたり
の希望に、私が演奏と編曲の印税だけあげる、って言ってるのが不満だかららしい。
(私の曲がすごくいいので、売れた時大変なことになるのだ!…ほんとかよ)
※舞踏家成瀬信彦さんの公演があります。詳しくは→http://www.k2.dion.ne.jp/~utyuza/