5/17の日記 文は田島薫
酒飲み行脚先週末も映画プロデューサーの尾形さんが事務所に来て一緒に飲んだ。
明日が休みだと思うと、お互いにいつもより酒も余計に飲んじゃう気持ちが
一致して、とうとう事務所泊りになった。
目覚めが昼近くなったので、ラーメンを作って食い、やっと2時ごろになって
帰ることにした。
私としてはこんな深酒の翌日はいつもできるだけ早く家へ帰りたい、って思うんだけど、その気持ちは双方一致してないようだった。
池袋まで歩かないか、という彼の提案に、運動になるからいいか、と応じた。
途中、鳩山記念館の入口に寄ったり(入場料取られるし、入るのやめた)、
トヨタのショウルームを見たりして、池袋に着いたのは3時半だった。
私は毎日池袋来てるわけだけど、全国居酒屋めぐりの尾形さんにとってはこの時間にここにいることから、ひとつの必然的行動を起こさん、としていた。
私は、お、ちょっとまずいな、気をしっかり持たなくては、と構え、彼の発言
を待った。
帰る?うん帰るよ。ちょっとどこそこ寄って行かない?いや、帰るよ。ちょっとだけ寄って行こうよ?うーん、ちょっと寄ってみっか。
結局、彼のすすめる店ではなく私が知ってる立ち飲み店に行き、ビールを飲んだら二日酔い気味ののどに苦いので、きょうはやっぱり飲めないな、と思いながら、
試しにそこのお薦めの米焼酎を飲んだら、うまいっ。
けっきょく率先してお代わりくり返して、また普段の酒宴モードになり、
赤羽で、彼の知ってる安くて気のいい女主人のいるスナックにはしご。
尾形さんの美声が2〜3曲歌うのを聞いたりしながら、ショーチューを飲み、
その店を出たのはそろそろ日付けが変わるよー、って時間だった。