4/14の日記 文は田島薫
ギターと昭和史と禅僧前の週の休み付近は酒宴が続いたし、先週末の金曜日も同窓生で別荘住宅
建設会社の社長に展示会の展示の後、酒をごちそうになったりしたし、
土日は家で静かに過した(隣近所ではどこが静かだっ、て言ってるけど)。
新聞を読みテレビを見て、ギターを弾いた。借りている平凡社の昭和史も読んだ(まだ半分だけど、分かりやすい)。
日本の陸軍が満州事変を画策し、満州占領強化、国民や、マスコミがこれを
支持し、国際連盟脱退、中国南下進攻へと、どんどん戦争の泥沼に入りこんで
行く過程が、軽はずみな前線下士官の判断や、成りゆきを甘く見逃す上官、
といった、馬鹿げた判断の堆積と、安易な気分で支持して行く普通の人々に
よって進められて行く。
果てに百万人以上の国民と他国民の死が待っている、怖いことだ。
テレビで永平寺の104才になる禅僧を紹介していた。早朝40分と晩80分の座禅を毎日欠かさず、90年続けてるそうだ。
昼間も横になると体が弱ってしまうから、と起きたまま、般若心経の写経を
毎日3枚づつ続け、精進料理を食い、しっかりした口調で禅の心得を人に説く。
老人の生活法のひとつの理想かも知れない、と思った。
彼の説法をいい年をした人々が集まって聞いていた。俗界でばたばたいろんな野心や挫折や苦労やらをして、心迷い、老僧の前で
謙虚に考え込んでいる、そして、また俗界へ帰って行く。
そっちのばたばたの方が人生の本体だろう、とも思うんだけども。