1/26の日記          文は田島薫



立川談志は他人じゃない

きのうは残り2人分のオリンピック出場権を争う大阪国際女子マラソンで、

渋井陽子、千葉真子をおさえてマラソン3回目の坂本直子が優勝した。

相撲は朝青龍が貴乃花以来の全勝優勝した。

その間、私はテレビ見ながらギターを弾いたり昼寝をしたりした。

夜はビールと焼酎を飲んだ。

彼らにとっては人生に1度か2度ぐらいの一大イベントが行われている時、

私は人生百年1日のような生活をしていたってわけだ。


夜もテレビをつけて、立川談志が市川染五郎を自宅に招いてるのを見た。

彼の家の中はなんだか本だの箱だのがあたりにがさがさ置いてあって、倉庫風

そんな台所で染五郎に何か作ってやると言う彼は干涸びて黄土色に変色しかかった

ワカメを水でもどし、味噌やマヨネーズを入れ、食えとすすめていた。

(そのワカメはいいとしても私はマヨネーズが大嫌いだから食えない)


談志は食べ物を捨てることがきらいで期限切れの食品も捨てずに食べるそうだ、

捨てるくらいなら腹を下した方がいいと言ってるらしい。

昼間の番組で、いつもそんな食事をしてるはずはないにしても、フランス料理のコース

を一万数千円出して食べてる女優が出てて、それとくらべてみると、あたり前だけど、

私にはやっぱり談志さんが身近に感じられた。


彼は別場面で台湾に行き動物園で動物に思いきり本気で話しかけていた。

それやこれやで、なんだか彼と私はけっこう似てるとこが多いなと思った。


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