今週の感動(昔のもありの) 文はさぬがゆたか
ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だよりです。
今週も一昨昨年届いたつらいけど、「きずな」の「今週の感動」。
我が家の犬くんが調子が悪くなってまもなく一週間を迎えようとしています。2箇所のドクター曰く「持って一週間でしょ!食欲もまったくなくなりますしね。」
確かにその通り日ごとに弱っているらしく、彼等の仕事のマーキングさえバランスを
崩す様です。「無理するな!無理するな」と言いつつ、それが彼等なのだから止める
ことを避けています。
真っ赤なオシッコをしながら今日もよろよろと生きていました。
夕方陽が落ちた頃、ふと窓から小屋を見ると学校から帰った娘が小屋の前に座っている。犬の頭をなぜながらずーっと座っている。僕は見て見ぬふりをしていたが気になって
覗くとどこから用意したのか使い捨てカメラで一緒に撮っているではありませんか。
それも今どきポーズで撮っている(イエ〜ッ!のポーズです)その後もあいかわらず
長い間、高校の制服のまま座りこんでいた。
まったく元気のない彼を引き連れて近所に出かけると言うので、僕も付き合った。
彼女は普段はまったくたいした口もきかず嘆かせていたのに、僕はびっくりした。
年頃になれば親爺はすっかりあてにもされず(世間並み?ってことなのかな)話しも
しないものだと思うようにしていた。
それでも知らないうちに育っていたような気がする。鼻水をズルズルとしながら彼女は
彼の頭をズーッとなぜていた。大丈夫だと思う。彼をそんな運命にさせてしまったこ
とを反省する。
それを正直に娘に話しいつもの陽が暮れる。無駄にはならない日々だと思った。
すっかり甘えた話ばかりで申し訳なく思っております。まもなく下町に復帰です。