2/23の日記 文は田島薫
部品街の風景
金曜は事務所を終業時間の30分前に出て秋葉原に向かった。
ギターアンプの差し込み口のパーツがバラバラになっていて、メーカーに楽器屋を
通して取り寄せを頼んでおいたら、もう20数年前の機種だから部品がない、と言われたので、
秋葉原なら同じようなものがあるんじゃないか、と思ったのだ。
メカに弱い私は駅周辺の部品街を似たようなもん置いてるとこないかと見て回ったら、コネクター専門店があったので持ってったパーツを出してこんなのありますか、って聞くと、
合うかどうかわかんないけど、うちではこれが一番近いです、って、似たものを出してくれた。
線が一本も付いていないので、どう配線するんだと思ったけど1個百円のを一応2個買った。
中古楽器のパーツ屋がある、と聞いていたので、そこに現物あったらラッキーだと思い探したがそれらしい店がみつからず、ボーカルマイク、ミキサーなど、って店に入って聞こうと思ったら、
先客が店員に支払いのようなことをしていて、店員のひとりが電卓を打ち、もうひとりは領収書の
用意のようなことをしてふたりがかりで応対している、ひとりでできそうなもんだけど、
と思いつつしばらく待ってたが、なかなかこっちに応対してくれそうもないので、奥で事務を
とってる男にすいません、って声をかけたら、ちょっとお待ちくださいっ、って言われ、なおも
待ってると、やっと、店員のひとりとタッチしたように、何でしょうか、と言うので、
聞くと、自分のところの客じゃないと分かったのか、そんなパーツはないです、そんなの置いてる
店はこのあたりにはないです、中古のパーツもありえない、って、対応が冷たかった。
(ふつうに対応してただけなのに、そこまで言われるとは思わなかった、って言われるかも)
しかたないので、秋葉原はおわりにして、友人と約束していた門前仲町へ移動した。早めに着いたのでそばの古本屋で1年以上売れ残っているニールヤングの訳詞集を立ち読みした。