●新連載
がたやま娘のひとりごと 文はこんのたえこ
地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!
今回は山形弁のなぞ、について、どっから来ただあんた〜未来からかな〜。
バイリンギャル
何年か前の「探偵ナイトスクープ」という深夜番組で、「山形の人は、過去形でお話する」というのがありました。
言われてみれば、確かに。
電話を受ける人は「はい、○○でした〜」と出る。
電話をかけた人は「もしもし△△でした〜」と名乗る。
お話は、そこで終わりなんじゃないのか?と。
確かに(笑) 電話をかけた探偵さんは「○○でした〜さようなら〜」と言って電話
を切りました(爆)
東京の友人からも連絡が来て、本当にそのような言葉使いをするの?と聞かれました。ええ、そうですが。
探偵ナイトスクープでスクープされるまで、特に変だとも方言だとも思いませんでした
(^^) 山形ではだいたいそんな感じの受け答えが「丁寧」だと思われます。へりく
だるというか、相手の都合をうかがって邪魔にならないか気を配るとか、そういう感じ
だと思います。
* 取引先に電話をするとき「もしもし、株式会社△△の××でした〜」
* 宅急便屋さんは「宅急便でした〜」
* お隣さんは「回覧板でした〜」
* 外周りの営業から内部にいる社員への電話の取次ぎを頼まれるとき「◇◇課長を
お願いしたかったんですけど」
(↑これについては疑問です。「お願いしたかったのね?今は誰と話したいんですか
?」と一度イヂワルしてみたい!忙しいのに大人が変な日本語を喋るんじゃねえ!
ケッ!と江戸っ子風に)
* 世間話をしているとき「この間あそこに行って来たんでした〜♪」(これは良い
のかな?)
敬語や丁寧語、尊敬語・謙譲語、流行語(10年前の流行語って何でしたっけ?ワイハ、とかナオン、でしたか?)を東京で覚えた私は山形に戻ったばかりの頃、美しい
標準語(のつもり)でお話していたら「キツい喋り方だなぁ」と言われたことがあり
ました。だってしょうがないじゃない、ある意味帰国子女なんだもん。でも最近は、
郷に入ったら郷に従えで「○○でした〜」を使ってみています。だってしょうがない
じゃない、私の母国語なんだもん。