8/9の日記          文は田島薫



プカプカのいけない理由

金曜の晩、サッカー中継を見ようと、早めに帰途につき自宅のある駅から

歩いてたら、道沿いの高架下にある居酒屋の窓ぎわの席に友人のサニーの

顔が見える、彼の仕事場は栃木なのになんでこんなところにいるんだ、

と入って行くと、たまたま近くに住む女性と仕事の打ち合わせ中とのこと

だった。せっかくだし、ビール一本分おじゃました。


翌日の土曜日の夕方またそのサニーから電話で、ハルさんが急にバンド練習

明日したいって言うので集まりたい、と言った。

じゃジャック吉田さんの自宅にも電話しようと思ったら、いつも事務所の

パソコンからのメールだけで用が済んでたせいもあり、だれもその電話番号

を知らないことに初めて気がついた。


で、3人だけど久々にそろって、ビールを飲みながら、ハルさんが中心に

いろいろやりたかったっていう昔のポップスなどをギターで合わせた。


吉田さん以外のこのふたりのバンドメンバーはあまり私のオリジナルを

やるのは楽しくないようで、(それより)私に和製フォークのスタンダード、

プカプカを歌えって言うので、歌ったら、いい、ってふたりでほめてくれて、

これをきっちりバンド練習してレパートリーにしようなどと口を合わせるので、

こういうのは少なくとも私はレパートリーとして歌いたくない、って

言ったら、なぜだ、って、もめた。


われわれがこれをいくら練習しても、例えばCDにする価値がないし、

武道館でやってもしょうがないだろうし、って言いながら、しかし、私も

客観的に見たら妄想がはげしいおっさんかもな、と思うけど、

私、実は本気なのだ。(ほっとこほっとこ)


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