9/29の主張 文は田島薫
(小泉内閣の弱点について)小泉内閣の改造があった。今までの自民内閣にくらべても、小泉氏は構造改革を
進める努力をしていると思うし、周囲からの批判も道路公団や郵政民営化に
対して、自分の選挙基盤や利権を保持したいと願う族議員たちの抵抗のための
へ理屈は問題外、改革すれば少しづつ成果も出て来ることは期待できると思う。
しかし、内政についてはとりあえず、よしとしたとして、問題は外交だ。
小泉氏は無批判に米国追従政策をすすめ、靖国神社参拝を可とする議員を複数入閣させた。
北朝鮮への拉致被害者返還要求に対しても、外務省の田中氏の友好路線外交政策に
対しての拉致議連などの批判や、朝鮮総連の施設や田中氏への爆弾テロに対して
の反応に鈍いものがあった。
世間に迎合する傾向があり、北朝鮮に攻め込んでもいいなどと発言したことがある
無責任な感情論的強硬派の石原都知事のその時の軽口に対しても、小泉氏は他人事
のようなコメントをしていた。
少なくとも、他国の国民に対し生命の危険や脅威を与えるかも知れない、といった具体的事件や政策に関して、政治家がいいかげんな発言をする、といった習慣を
見過ごすことが、どれだけ国際的外交政策にとってマイナスになるか考えたら、
小泉内閣は外交に関しては非力かも知れない。
とりあえず、簡単な方法としては、今度の総選挙では、構造改革をすすめると言ってる民主党に入れ、傲慢自民を下ろしてしまうのもいい。
もしそれがだめだった場合でも、国民はなんらかな形でそういった内閣の傾向に批判を加えコントロールしなければならない。