6/9の日記 文は田島薫
先週末は千葉県に住んでいる友人と門前仲町の安くて旨いと有名な魚の店で飲む約束をしていたのだが、今度うちの事務所に入る社長さんと、ここんとこ
夕方ビールを飲むのが恒例になりつつあって、ま、いっぱいだけと言いながら、
ロング缶2本づつプラスα飲んでから出かけた。
旨いカツオなどででビールを飲んだんだけど、飲んで来たことを伝えると体を心配した(?)友人の意見に従い、2人でビール4本ていどで2時間足らずで
帰ることになった。
池袋の手前に来ても、まだ10時までだいぶ間があるし、週末だし、もう一軒行ってみようか、と東池袋で下り、前から気になっていてまだ入ったことのない、路地の
飲み屋街を探索し、安全そうに見える小さなパブ風の店に入った。
入ると、間接照明とシンプルで落ち着いた木調のインテリアと10人ほど座れるカウンターと他にテーブルがあり、ボブ・ディランが流れていた。
客は4人ほどいて、一番右隅のシートに座ると、ボブディランいいすねー、と
小声で言ってから、バーボンのロック、「安い」アーリータイムスでと頼んだ。
2階に続く階段の入口をのぞくと、Stair to Heaven などと書いてあるので、ふふんと笑ってしまった。
2階もどうぞ、と若夫婦らしい婦の方が言うので、見学させてもらっていいですか、
と言って上がってみると、そこはロフト状になっていて、客がいないのに小さな
ソファー類とテーブルがあり、下の全景が見える。
上から、いいですねー、と声を抑えて言った。
音楽雑誌が数冊あり、クラプトン、ジョンレノンの他にCSNYの特集があったので、
CSNYだ、とつぶやいて下に下りると、それがかかった。声が聞こえたそうだった。
(酔ってて声が大きかったのではなく、店の音響がよかったからだ…きっと)
少しづつ客が増えて来たのだけど、眠そうな曲がかかり出したので、夫の方がこっちへ来るたびに、ディランのLike A Rolingstoneと、ドゥビーのLong Train Running と、
ボズ・スキャッグスのWe Are All Aloneをリクエストしてバーボン2杯お代わりし、
酔っぱらってて失礼と言ってから帰った。まだたくさん飲める気はしたんだけども。