今週の感動              文は佐怒賀豊


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だよりです。
今回は先々週来たインディアな2週遅れの「今週の感動」。



やっと足元が自由になってきました。まだジャンプや走るような危ないことは
避けておりますが、自転車も乗れるようになり自由を感じております。(笑)

そんな不自由な時期を過ごしていたせいか、ここんところの不勉強の反省を兼ね
いろいろ本などを読んでみてます。
すっかりイラク戦争も一段落?したかに見えますが、やっぱり今のアメリカって国
をもう一度知りたくなりました。
国民性とでも言うんでしょうか、心の奥深いところにある性分(もちろん国民すべ
て!という意味ではありませんが)について。
もともと住んでいた北米大陸の住人(インディアン)をないがしろにしながら横取
りした大陸について。
金が採れるからと言っては大編隊を組んで東から西へ、中途どんな民族が住んでい
ても構えやしない。そうそう、僕らがかつて楽しみに見ていた西部劇なんかでも、
いつもインディアンは悪者ばかりの扱いだった。その頃から映像の効果があったん
だろうな!金を採りつくせば次ぎの新たな宝もの探し。残った荒れ果てた街なんか
気にもしない。
なんだか今のイラクにも似ている。

まだうまく自分の中で整理出来ていないんだけど、そのインディアン達が学んでい
た精神が今、的を得ているように感じます。現在我々が住む地球でのもめごとは
ヒューマニズム(人間至上主義)のおごりから来ているんじゃなかろうかい?
彼等が言うには「母なる大地」に唾をかけながら生きている。
もし想像力があるなら思ってごらん。
自分の母に唾をかけられるかい?
自分の母を土足で踏めるかい?
自分の母に腐った油をかけられるかい?

言葉はその通りじゃないんだけど、そんなニュアンスのものだった。
すべての共存するものに感謝し、おごることなく生きていければ
恐れることもなく、精神的にも満足な生命に感謝出来るんじゃないかって。
それを首長はきちんと若い衆にも、文面でなく面と向い言葉で言い伝えてきたんだ
って。

そんな彼等が住んでいた大陸に欧州からやってきた民族は、一体どのように見えたん
だろう。

一概に言えないものかもしれませんが、なんとなく気になっている最近です。
そう、ニールヤングにもインディアンの血が入っているんですよね?たしか。
             


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