7/28の主張             文は田島薫



(政権交代について)

政権交代を目指して、自由党が民主党に吸収される形で共闘することになった。

前回の鳩山由起夫によるとりまとめの時よりも、政局の現状に対する危機意識が

両党のより現実的な結びつきをさせたのだろう。


以前この欄で民主党について批判的な文を書いたのだけども、政権交代をはっきり

目標にかかげ、マニフェスト(公約目録でよかったかな)をかかげて訴えるなら、

現状で一番政権奪取に近い場所にいるのは民主党に違いないのだし、支持母体の

連合に代表されるように自分達の待遇に対する敏感さの割りに未組織労働者などの

底辺の人々対する認識が甘過ぎる点はあるにしても、われわれがしっかり監視して

いければ、十分に支持していいと思う。


今の自民党の巨大な税金の無駄使いと利権構造を改革するのに小泉純一郎ひとりでは、

限界が見えつつあるし、利権で固まった古い自民党より民主党の方がましだろう。


いづれにしても、従来の野党のただ反対するだけのような、現実的な提案と責任意識

が希薄なその場限りの発言団体といったところから、一段飛躍できる契機かも知れない。


われわれだって、従来の野党と同じようだったのだし、どうせだめだろうなどと、

あきらめて考えずに、次善の策だろうがきちんと選挙に行って自民下ろしをしよう。

有権者がみんなそう思ったら、政権交代は簡単に実現するのだ。


そこまで行かず、仮にぎりぎり自民が勝ったとしても、それは無駄ではない。

政局は変わって行き、小泉政権の抵抗勢力が弱体化した自民は消滅に向かうか、

行政改革が格段に進む可能性があるのだ。


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