2/17の主張 文は田島薫
(奴隷根性について)
国際世論や国連決議を無視して米国がイラク攻撃を決めた時でも、
日本は結局協力せざるおえないのだと、したりがおで話す人間を時々見かける。
米国のイラク攻撃はもう決定です、と言い切って、あたりまえのように
戦術的な話をすすめたりしている。
米国の核の傘に守られている以上、何も反論はできないというわけだ。
日本が米国に意見を言うことは失礼で恥ずかしいことだと言う者までいる。
おいおい、ちょっと待ってもらいたい、日本は一方的に米国の軍備の世話になってるだけではなくて、米国つごうの
施設の米軍に膨大な献金をし続けているではないか。
日本は米国の植民地だと決定したのか?今は封建時代なのか?
米国内だって、国連決議無視での攻撃には反対が国民の大多数なのだ。たまたま大統領の決定権が集中した米国の制度が、いくつかの業界の利益を
代弁するひとりの純朴な男のために、裏目に出ているだけなのだ。
景気低迷の米国経済のカンフル剤を期待する業界もあるだろうが、
総体で見て、一方的消費である戦争が経済には打撃で困ってる層も多いはずだ。
米国は民主主義の国だ、目上に意見をいっちゃいけないと、考える人間は
封建主義を強く刷り込まれた古い脳の持ち主だろう。
第一、理不尽に攻撃されるイラク国民の立場はどうだっていいと言うのか。目前の力関係だけで、国益だけ考え、国際的公正さを無視して行った先に
将来があると考えること自体が愚かだろう。
飼い犬のように、ご主人にごまをすって、保身することが生き方のすべて、といった人間のあり方のほうが私には恥ずかしい存在に見える。