12/8の主張             文は田島薫



(短絡政策について2)

イラクで殺害された役人の葬儀で小泉首相はその加害者について「極悪非道な」と言った。

悪に対して戦って行こうといった筋書きで自衛隊を送るつもりらしい。


イラクのテロが極悪非道だったら、米軍の死者数より桁違い多くの死者を出しつづけている

イラク国民に向けた米軍の一方的な爆撃はどうだったんだ。

それに追従し支持をした日本はどうなんだ。


政治家が過去の歴史の筋道を忘れ、たまたま力関係の強い国の勝手な行動と理屈を無批判に

前提にし、目の前の現象を感情的に評価してたらいつまでたっても戦争は終わるわけはない。

テロにはそれが起こされる理由があるはずで、それを無視してただ力でねじ伏せようとする

からイスラエルのようにますますテロが拡大するのだ。


歴史を自分達の都合のよいように解釈してないか、われわれはよく反省するべきなのに、

政治家のトップがこれじゃどうしようもない。

政治家のいいなりになってると、とんでもないところへ連れて行かれる危険があることを、

われわれは忘れずにいて、彼らに頼り過ぎるのをやめ、常に声をあげよう。


北朝鮮の拉致問題だって、彼らが悪で、われわれの国は彼らに昔から悪いことをしたことが

ない、と堂々と言えるのかどうか考えてみよう。

知らないのなら、自分でちゃんと調べよう。


※空爆直接被害者以外に米軍使用の劣化ウラン弾によるとみられる白血病などの患者が増えている。


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