9/9の日記          文は田島薫



先週は知人のデザイナーのムックのレイアウトを手伝ったため、

ゆっくり新聞を読めず、未読が山積みになった。


それをこなし、テレビも見たら、あっと言う間に休日が終わりだと

思うと、少し何とかしなくちゃ、と、ラジオをつけた。

…私が何とかするって言うのはこの程度の生活パターンなのだ。


チャーがゲストで出てて、自分の新発売のアルバムの紹介と、

ギターの生演奏をやった。


チャーは10代のころから、クリーム時代のクラプトンをコピー

したりして、今では何でも弾ける日本のブルースロックギター

第一人者なのだ。

最近の清涼飲料水のCMのバックでは、ジミヘン調でいて、

オリジナリティもあるソロエレキギターに魅せられた。


そういった、タイトでシンプルなギンギンなブルースをどんどん

やってもらいたいと思っているのだけど、ニューアルバムの曲は

ストリングスが入ったりして、妙に華やかでメロウなのだ。

何十年もブルースを弾いていると、元が単調なものだけに、

飽きるのだろうと思った。


じゃしょうがない、今休止中の我々のバンドがやるしかないなと、

ギターを出して、ブルースギター風アドリブを1時間ほど弾いた。

ブルースに飽きる前にヘタさにあきれた。

我々のブルースへの道ははるかかなたに続いている。

…または、途切れている。



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