5/7の日記          文は田島薫



連休初日に友人のヨーから電話で、駅近くで自分の陶芸展やってる

から来いと誘いがあった。

行ってみると住宅街にあってギャラリースペースがちゃんとある

しゃれた喫茶店で、女性客で満員だった。

4人ぐらいのグループ展だったが、彼の青絵の作品群はまん中で、

目立っていた。

行く時間をおおざっぱに打ち合わせすぎてその日は会えず、

翌日、今度はきっちり決めてまた行った。


彼は国家公務員で、陶芸は趣味なのだがもう、20年ぐらいやってて、

陶芸教室窯の主のようになっている。

小学校ぐらいからのつきあいで、気前もよくて作品を沢山くれる、

いいやつなのだ。(うちのメインの食器は全部彼にもらった作品だ)


こんな時は作品も安いんだし、日頃のお礼に数点買ってもいいとこ

なのに、私は1000円もするコーヒーをおごられながら、


公務員は政治に発言できないという彼の訴えを無視して、

はっきり意見出すべきだとか、公務員の給料は半分にすべきだとか

言いたい放題言ってから、手ぶらで帰った。


そういうやつなのだ私は。(友達が減って来たような気がする)



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