3/18の日記 文は田島薫
テレビ好きの私は留守録しておいたビデオをまとめ見した。「老い」のテーマのシリーズで、嵐山光三郎や山藤章二らに混じって
歌手のイルカなんかも出てて、私の世代もテーマの対象の中心になって
いるのだと分かり、やっとそりゃそうかと納得した。
みんなの話に共通しているのは、自分がそういう年になったのだということを指摘されて、そう言えば体力が少し落ちてきてるな、と感じる
以外は、気持ちでは年をとったと感じていないということだった。
まあ、元気なら90才になろうが、自分のしたいことをすればいいわけだから、元気な熟年にむかって、あなたの年は老化ということを気に
しなければならない時期なんですよと、指摘するのは大きなお世話
というもんだと思うが、けっこうその気になって気落ちしちゃう人も
いるみたいだから、そういう人のための励まし企画といったことなん
だろう。
老いねーと思いながら、私はジミヘンのビデオを見ながら、ギターで指使いをまねた。…つもりが、いくらやっても、同じにできない。
やっぱり、老いのせいだ。…ってことにしちゃおう。